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業務連絡&「ジョーンズさん現る」
2009年 03月 05日
今月は17日(火)をお休みとさせていただきます。
よろしくお願いします。 昨夜は、バーニング君やガイジンさんやトヨダ先輩などなど、 ご来店いただきまして、よい一日でありました。 12時には、すっかりノーゲストになってしまい、 しゃーないのでいつもの妄想タイム。 とりあえず途中までですが、アップします。 「ジョーンズさん現る」 その日は、12時半をすこしまわった頃に、ノーゲストになってしまったので 閉店時間の1時まで(どちらかというと)片付け気味に (来るかどうかわからないけど)次のお客さんを待つ事にした。 3月の初めにしては暖かな一日だったせいか、ビールがよく出た。 ボクはカウンターの下に溜まった、ビールの空き瓶を一旦カウンターの上に集めて 外にあるビールケースに放り込む為に、扉を開けて店を出た。 20本近くあった空き瓶を片付け終えて、腕時計を見ると12時50分。 今日はここまでかな。そう考えながら、店の前にある路地、 通称キャットストリートに目をやると、このあいだのネコが、 目を光らせながら、こちらに向かってやって来た。 「まだいける?」 「えっ?ど、どうぞ・・・」 ボクの足元を通って、先に店へと入って行く ジョーンズさんの背中には、千円札が1枚のせてあった。 カウンターに戻って、メニューと灰皿を、彼の前に差し出した。 こうやって(文字通り)イスの上に座った、ジョーンズさんを目の前にすると、 すごくヘンな気分だ。 初めて来たネコの客、という事もあるが、 それよりも、客と思わず、ただのノラネコだと勘違いして追い返してしまった、 この前の事があったからだ。 だが、あれから一週間も経たないうちに店に来てくれたという事は、 まだ取り返せる。という事だ。 ドキドキしながらも、ボクは、先週の無礼について謝ろうとしたのだが、 先に口を開いたのはジョーンズさんだった。 「この前さー、サイフ忘れちゃって。」 「えっ?あ~、そーなんですか・・・・」 続けて何か言おうと思ったが、彼の顔を見てやめた。 彼はカウンターの上に両手をついて、肉球をキュッキュッと鳴らしながら、 酒棚のボトルを楽しそうにながめていた。(つづく)
by tamacharliebrown
| 2009-03-05 10:52
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